ブランドストーリー

ある雨の夜、仕事で遅くなった帰り道。

クタクタのまま帰宅し、メイクを落とし、ヒールを脱ぎ、
そして最後に、一日中締め付けていたブラジャーを外した瞬間、
胸の奥から深い安堵感が広がったのを、今でもはっきり覚えている。

「たかが下着、なのに、どうしてこんなにストレスになっていたんだろう」
鏡に映る肩には、赤く残った痕があった。

「このままでいいの?」「一体誰のために我慢しているんだろう?」
そんな問いが心に芽生え、それが「AeeYaa」というブランドの種になった。

本当に必要だったのは、誰かのための見た目ではなく、
自分自身がほっとできる着け心地だったのかもしれない。

市販の下着をたくさん試してみた。
けれど、締め付けが強すぎたり、厚手で蒸れやすかったり、
洗うたびに形が崩れたり――
どれも「本当の快適さ」にはたどり着けなかった。

「だったら、自分でつくってみよう。」

そう思い立ち、知識も経験もないまま、
ひとりでパターンを引き、試作を重ね、着け心地を確かめ続けた日々。

サンプルを着たまま外に出かけたり、
そのまま眠ってみたり、
暮らしの中で本当に“忘れられるような下着”を求めて。

こうして生まれたのが、AeeYaa。

ワイヤーの締め付けがなく、
肌あたりのやさしい生地で、洗濯にも強く、
シンプルだけど一日じゅう寄り添うような着け心地。

仕事の日も、休日も、眠るときも、
ふだんの生活のリズムに自然と馴染むように。

立ち上げてから、多くの声が届いた。

「術後の身体に、やさしく寄り添ってくれる下着にやっと出会えた」
「授乳中でも安心して使える」
「締め付けのない下着が、心まで軽くしてくれた気がする」

AeeYaaがお届けしたいのは、決して単なる下着ではない。

日常に、ささやかな自由と、自分を大切にする余白をもたらす存在でありたい。

完璧なシルエットを目指すのではなく、
そのままの身体をそっと包み込むようなものを。

変わるべきなのは人ではなく、下着の方。

そんな思いから、AeeYaa は生まれた。

日々の暮らしの中で、ふとした瞬間に、
「今日は、なんだかラクだな」と思えるような。

そんな存在になれたら、それ以上はない。

AeeYaa 創設者 高橋 椿

 

 

 

プロダクトの軌跡

 2019年

ブランドを正式に設立。プロダクト開発がスタート。

2020年

「24H快適」シリーズをリリース。快適さに特化した初のコレクション。

2021年

働く女性の声を反映した「24H通勤」シリーズを発表。

2024年

「24H精緻」シリーズを展開。美しさと機能性を両立。

2025年

大胸さん向けシリーズを開発。あらゆる体型に寄り添うラインナップへ。